タクシードライバーになりたい!最適な転職時期は?

タクシー業界では基本的に通年の採用活動に取り組んでおり、転職時期として限定された期間はありません。しかし業務については時期による影響もあり、入社後の流れという面でタクシードライバーにとって転職に適した時期を考えることもできます。

タクシードライバーに転職しやすい時期はある?

そもそも論として、タクシー業界は深刻かつ慢性的な人材不足が多くの会社にとって重大な経営課題になっており、基本的には1年を通して常に採用活動へ取り組んでいる会社は少なくありません。そのため、絶対的にタクシードライバーとして転職に適した時期が限定されているということもありません。

ただしライバルの存在や入社後の業務などを考えると、特に新人にとって転職に適した時期もあるでしょう。

強いて言えば4月~5月・8月・12月が転職しやすい

タクシードライバーとして働きたい場合は年中の就職・転職チャンスがありますが、強いて時期をピックアップするとすれば4月~5月、8月、そして12月といった時期が比較的転職しやすい時期といえます。

どうしてそれらの時期が狙い目かといえば、タクシードライバーの給与体系として「AB型賃金」を採用されている場合、4月や8月、12月の月末にボーナスが支給されます。そしてタクシードライバーの中にはそれらのボーナスをもらってから退職するという人も少なくないのが事実です。

そのため人材の欠員が発生しやすい時期は、タクシー会社にとっても採用活動を強化したい時期になります。

メリットが多い転職時期は4月~5月

4月~5月、あるいは真夏の8月や年末の近い12月といった時期を比較すれば、働きやすさや業務のバランスを考えて4月~5月が新人にとっての転職時期としてメリットの多いタイミングだと考えることが可能です。

離職者が多く、応募者が少ない

前述の通り、4月末にボーナスが支給された直後に離職する人が多い現状において、4月や5月はタクシー会社にとっても採用活動を強化して求職者を採用したい時期だといえます。そのため4月~5月はタクシードライバーの転職時期としてメリットが多く、また新年度ということで他の会社や業界へ就職したばかりの人もおり、そもそもライバルとなる応募者が少ないという点も重要です。

また年度末で前職を退職したような人にとって、4月入社や5月入社はスムーズな転職としても効果的です。

12月の繁忙期までに仕事に慣れておける

逆に8月や12月が4月~5月よりもやや時期として不利になるポイントとして、そもそもタクシー会社へ入社してもすぐにタクシードライバーとして働き始められるわけではないという点にあります。

特にこれまでタクシー業界でドライバーとして働いてきた経験のない人が、他業種からの転職によってタクシードライバーとしてデビューする場合、そもそも新人研修や2種免許の取得などに数ヶ月の期間を要することも珍しくありません。

そのため4月~5月に入社したとしても、現実的に一人前のタクシードライバーとして働き始められるのは早くて夏、一般的には秋頃となります。

その上で、タクシードライバーにとって12月は繁忙期であり稼ぎ時でもあります。そのため、8月や12月の入社では稼ぎ時に間に合わない可能性が高いでしょう。

4月~5月に入社した場合、秋頃にデビューして経験を積んでから、12月の繁忙期に活躍して稼げるため、入社後の流れを考えても4月~5月の転職がおすすめとなります。

まとめ

基本的にタクシー業界では人手不足が深刻化しており、通年の転職チャンスがあります。ただし、強いて挙げれば4月~5月、8月、12月が転職しやすく、特に春頃がメリットの多い時期といえるでしょう。

とはいえほとんどのタクシー会社は一年中の採用活動を行っており、上記の時期から外れていても意欲があればタクシードライバーとして転職できるチャンスは常にあります。そのため時期だけに縛られず、自分なりの転職の価値やメリットを考えてください。

   
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