タクシードライバーの種類

ここでは、タクシードライバーの種類について紹介しています。タクシー関連の仕事である自動車整備士と、類似の職業であるハイヤーにも触れています。自分の長所・短所をよく考えて、下記の中から自分に合う職場を見つけてみてください。

ハイヤー

ハイヤーはタクシードライバーと似ている職種ですが、完全予約制のため営業をかける必要がありません。ホスピタリティが重視されており、役員などの送迎のために手配されるケースが多いと言えます。

お客さまの予定に合わせて臨機応変に対応する必要があり、信頼関係の構築が大切です。初年度の平均年収は400万円とタクシードライバーよりも高めですが、より高レベルの接遇マナーや接客が求められるので、未経験者にはハードルが高くなっています。

観光タクシー

観光タクシーは、観光地を巡る業務に特化しています。観光名所を回り、ツアーガイドとしての役目を担うことも。ルートはお客さまに合わせて計画を組みますが、急なトラブルを考慮して、観光地・飲食店・宿泊施設・ショッピング施設などの情報を仕入れておく必要があります。

定額制かつ予約制のため、タクシードライバーが営業をかける必要がありません。平均給料は一般的なタクシードライバーとほぼ変わりませんが、一人あたりの顧客を乗せる時間が長いため、コミュニケーションを取ることが好きな人に向いています。

介護タクシー

介護タクシーは通院に利用されており、乗車・降車の介助が必要なため、介護職員初任者研修を取得しなければなりません。介護タクシーの平均年収は約300万円と、通常のタクシードライバーよりも低めとなっています。

ただ、社会的意義のある仕事で、モチベーションを維持しやすいでしょう。予約制のため営業をかける必要がなく、介助についての知識を身に付けられます。起業して介護タクシーを経営する場合は、年収500万円以上を超えるケースもあります。

福祉タクシー

福祉タクシーは普通自動車二種免許だけで働けるので、介護タクシーよりも就職時のハードルが低くなっています。介護保険の対象とならないため、介護タクシーよりも用途が幅広いのが特徴で、買い物などにも利用されています。自治体によっては利用者が助成制度を活用して安く乗車できるので、利用者が多い地域も。

介護タクシーと平均給与はほぼ変わらず、起業により給与を上げることができます。超高齢化社会の日本では一定の需要が見込めるため、給与の安定ややりがいを求めて、タクシードライバーから転職する人も少なくありません。

ジャンボタクシー

ジャンボタクシーは、基本的に予約のお客さまを目的地に送り届ける仕事です。通常のタクシーよりも多くのお客さまを乗せるので、売上を伸ばしやすい職業だと言えます。ワゴンタイプであれば5~9人乗車できるので、観光客や団体を集客できます。

観光・テレビ局の取材といった具合に、同じお客さまに1日中付きそうケースも珍しくありません。平均年収は通常のタクシードライバーとあまり変わりませんが、待機時間が発生しづらいので暇を持て余す心配がないでしょう。労働時間内でバリバリと働きたい方に向いています。

まとめ

タクシードライバーと一口に言っても、観光タクシー・介護タクシー・福祉タクシー・ジャンボタクシーと働き方は様々です。観光メインなら観光タクシー、社会意義のある仕事なら介護タクシーや福祉タクシー、大勢の人を乗せたいならジャンボタクシーと向いている職場は異なります。自分の強みとマッチする職場を選ぶことで、入社後のギャップを抑えられます。

当サイトでは、タクシードライバーになるための方法と知っておきたいトピックを解説しています。

   
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