タクシードライバーの勤務体系について

ここでは、タクシードライバーの勤務体系について紹介しています。隔日勤務・昼勤・夜勤のメリットとデメリットを解説しているので、勤務体系で悩んでいる方は目安にしてください。ライフスタイルを考慮して自分に合った勤務体系を選ぶと、勤務後のストレスを少なくできるでしょう。

隔日勤務

隔日勤務とは1日おきに勤務する形態を指しており、1回あたり18~21時間の勤務と長めに設定されています。夜間も含まれており、休憩時間が3時間与えられるケースが一般的です。勤務時間が長い分、出勤回数が少なく、労働日数を減らしたい方に好まれています。

隔日勤務のメリットデメリット

隔日勤務のメリットとしては、1回の勤務で2日分の労働をすることになるため、出勤回数が減ることが挙げられます。夜勤や昼勤は月24日程度の勤務がありますが、隔日勤務は月12日程度の勤務です。出勤が終わった後は明け番として休日になるので、プライベート時間を確保しやすくなります。また、夜間に働けるので効率的な走行ができ、安定した給与に繋がりやすいというメリットも。

一方で、長時間労働になるので、体を壊しやすくなることがデメリットとして挙げられます。徹底した体調管理により、体調をキープすることが大切です。明け番は休養に当てるので、家族と休日を合わせにくいという側面もあります。給与とライフワークバランスを考えて選ぶようにしてください。

昼勤

昼勤は日中に働くスタイルのことで、8時間労働のケースが多いと言えます。休憩時間は1時間で、夜間の勤務がありません。サラリーマンやOLのような働き方ができ、8時頃に出社し17時頃に勤務を終了します。

昼勤のメリットデメリット

昼勤のメリットは、プライベートの予定を立てやすくなる点にあります。サラリーマンやOLと同じ時間帯に勤務するため、勤務後や休日の予定を合わせやすく、プライベートを充実化させやすくなります。特に、子供がいる方に人気のある働き方で、退勤後に家族の時間をつくれるように。

また、飲酒しているお客さまが少ないことから、トラブルに発展しにくい時間帯です。女性のタクシードライバーで、昼勤を希望する方は少なくありません。ただ一方で、昼勤は夜勤・隔日勤務と比べて、給料が安定しにくいといったデメリットがあります。仕事終わりの需要が高く、夜間は割増料金になることから、夜間に働く方が給料は安定しやすくなります。

夜勤

夜勤は19時頃出社し、明け方4時頃まで働くスタイルが一般的です。休憩時間は日勤と同じく1時間で、割増料金の時間帯に勤務します。昼勤と同じく平均月24日程度の勤務が必要ですが、昼勤よりも稼ぎやすくなっています。

夜勤のメリットデメリット

夜勤のメリットは、割増料金の時間帯に絞ることで、安定した収入を得られる点です。退勤後に飲酒して帰宅する人達や、夜の仕事をしている人達がメインターゲットとなり、長距離の高単価の顧客も狙えます。効率的な働き方を望む人に、夜勤は人気があります。

しかし、飲酒をしている人がメインターゲットなので、昼勤に比べてトラブルが起こりやすいというデメリットも。女性のタクシードライバーは、防犯面から夜勤を避けるケースも少なくありません。トラブルが起きた際はドライブレコーダーの記録が消えないように気をつけ、大きなトラブルへと発展する前に、できるだけ速やかに会社へと報告するようにしてください。

まとめ

タクシードライバーは働き方の自由度が高く、隔日勤務・昼勤・夜勤と勤務時間が選べるケースが多くなっています。効率的な走行で稼ぐなら隔日勤務、割増料金の時間帯に働くなら夜勤、プライベートを重視するなら昼勤と、向いている時間帯が異なります。自分のライフスタイルに合わせて労働時間を選ぶと、無理なく勤務できる環境が整うでしょう。

当サイトでは、タクシードライバーになるための方法と知っておきたいトピックを解説しています。

   
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