脱サラしてタクシードライバーになるには

脱サラからタクシードライバーへの転職。開業も視野に入れて失敗しないためには、どうしたらよいのか。今の職場で満足がいかず、転職を考えている人は参考にしてみてください。開業するメリットや注意点などをご紹介しています。

開業するメリット

タクシーには「法人タクシー」と「個人タクシー」の2種類があります。そのうちのひとつである個人タクシーで得られるメリットは、時間の拘束がまったくなくなること。

個人タクシーを始めるまでには、さまざまな条件をクリアしていく必要があり、開業までには困難もあるかもしれませんが、それでも働きたい時間に働いて、休みたい時に休めるという、自身の都合に合わせて働く事ができる自由があります。また、個人タクシーは利用する自動車の選択も、法人以上に自由なところも魅力です。

開業する上での注意点

個人タクシー事業者になるための条件は、年齢によって違いがあります。開業を目標に働くのであれば、55歳までに法人タクシーの運転手として働きはじめることをおすすめします。

また、さまざまな条件に時間をかけて対処していかなければなりません。例えば、個人タクシーの事業者は営業区域に関しては決まりがあり、営業する区域に住み、原則として自宅と事業所が同じでなくてはなりません。

将来的に個人タクシーになりたいと考えているのであれば、こうした営業区域のことも考えながら営業したり、住居の場所も選んでいく必要があります。

開業するための条件や流れ

個人タクシーの資格を取り、開業を目標に働く時に意識すべきことは綿密な計画です。そして、個人タクシー事業者になるためには実務経験も必要になりますから、まずはタクシー運転手としてのキャリアを積む必要があります。

脱サラしてタクシードライバーになった人の中には、将来的には個人タクシーとして独立したいと考えている人もいると思います。個人タクシー事業者であれば、営業した収入はすべて自分のものになり、固定シフトも無い自由な働き方ができる魅力があります。

ですが、個人タクシー事業者を開業するためには、65歳になる前に申請する必要があるほか、状況によって必要になる条件が変わってくるため注意が必要です。また、条件も細かく定められているので、資金や法令尊守を常に意識しなければいけません。

個人タクシー事業者になる方法は「新規許可」と「譲渡譲受」。大きくわけて2つの方法があります。新規許可は、希望する区域で手続きをおこない、許可を得て個人タクシー事業者になる方法。譲渡譲受は、すでに個人タクシーの免許を持っている事業者から、事業の譲渡を受ける方法です。実際のところ現在では、新規許可はほとんどなく、事業譲渡譲受が多くなっています。

まとめ

時間に縛られずに自由に働くことのできる個人タクシー。魅力的な働き方だからこそ、トラブルの対応なども含めて、さまざまな対応をひとりでしなくてはならないというデメリットもあります。

また、年齢による規定もあるので、将来的に個人タクシーを開業したい方は、少しでも早く法人タクシーのドライバーとして経験を積む必要もあります。そして、今個人タクシーに興味はないと思っていても、数年後に個人タクシーになりたくなった場合のことも考慮すると、すぐにでも行動をはじめる必要がありそうです。

当サイトでは、タクシードライバーになるための方法と知っておきたいトピックを解説しています。

   
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