タクシードライバーに向いている人とは

ここでは、タクシードライバーに向いてる人、向いていない人の特徴を紹介しています。自分にタクシードライバーが合っているか知りたい方は、長所と短所を書き出したうえで、下記の項目に該当しているか確認してみてください。

向いている人の特徴

周囲の状況を見極められる「観察力がある人」

タクシードライバーが向いてる人は、周囲の状況を把握できる、観察力がある人です。

付け待ちや流し営業では、歩道にいる人の状況を見極める必要があります。反対側の歩道にいる人でも、アイコンタクトを取ることで乗車を促せるケースも。実車率が給与に反映されるため、周囲の状況に合わせて動ける人はタクシードライバーとして活躍できる可能性が高いでしょう。

日頃から周囲をよく観察し、人の流れに合わせて行動できるという人は、自信を持って挑戦してみてください。

他人に教えを乞うことができる「コミュニケーション能力のある人」

タクシードライバーに向いてる人は、コミュニケーション能力が高く、素直に教えを乞うことができる人です。顧客とスムーズに会話ができるのももちろん大切なポイントですが、ベテランドライバーと上手く関係性を築けるか否かが重要なポイントだと言えます。

ベテランドライバーほど地域の情報に詳しく、競合が少ない狙い目の場所を押さえています。特に、未経験から始める方は、他のドライバーから有益な情報をもらうことで、売上を伸ばせるようになるでしょう。

情報収集に余念がない「地理に詳しい人」

タクシードライバーが向いてる人は、情報収集に余念がない人です。地理に詳しい人ほど実車率を上げられるので、情報収集を常に怠らない人が稼げるようになります。

多くの人が集まる大規模なイベントは、タクシーの需要が高まる分競合が多く集まり、待機時間が長くなる恐れも。その点、知る人ぞ知る小さなイベントはバスの臨時便が出ておらず、競合も知らない可能性があり、顧客を獲得できる可能性が高くなります。

売上を伸ばすためには、普段からアンテナを張り、地域の情報に詳しくなることが大切です。

車の運転が好きな人

車の運転が好きという点も、タクシードライバーに向いている大切な要素です。
勤務中、タクシードライバーはずっと車を運転しています。運転嫌いの人にとっては仕事自体が苦痛となり、仕事を辞めたくなってしまうかもしれません。車の運転が特別好きな必要はありませんが、少なくとも車の運転を苦に感じないという要素は、タクシードライバーにとって欠かせない適性と言えるでしょう。

自己管理ができる人

自分で立てた計画に基づき、業務や休憩などを自己管理する能力もタクシードライバーには求められます。
時おり会社から無線で指示が入ることはあるものの、タクシードライバーは指示待ちの仕事ではありません。自分で考え、自分で計画し、それを実行することがタクシードライバーの仕事の中心です。
無計画に車を流していても、思ったようには稼げないもの。稼ぐための経験を蓄積し、経験に基づく精密な計画を立て、自分を律しながら業務を進める姿勢が大切です。

記憶力がいい人

記憶力の良さも、タクシードライバーの収入を少なからず左右します。
かつては道を正確に覚える記憶力が必要とされていましたが、昨今では、ほぼ全てのタクシー車両にカーナビが搭載されているので、かつてほど道に詳しくなる必要がなくなりました。
一方で、「どの時間に、どこにタクシーのニーズが集まるのか」「特定のイベントの際には、どこを流せば長距離のお客さんがつかまりやすいのか」等々を記憶する能力は、個々のドライバーの売上に影響を与えます。記憶力に自信がなくても、過去の成功体験をノートなどに蓄積しておけば、業務に大いに役立つでしょう。

向いていない人の特徴

感情的になりやすい「短気な人」

タクシードライバーに向いていない人としては、感情的になりやすい人が挙げられます。お客さまの中には飲酒している人も多く、トラブルに発展するケースが少なくありません。相手が感情的になっても冷静に対応できる、気が長い人が向いています。カッとなりやすい人はトラブルを生みやすく、タクシードライバーの仕事が合わないと感じる可能性があります。

記憶力に自信がない「顔や場所を覚えるのが苦手な人」

タクシードライバーに向いていないのは、顔や場所を覚えることが苦手な人です。タクシーを利用する人は効率的な運転を望むケースが多く、道順を覚えられない人はトラブルに発展することも。

また、固定客を掴むにはその人に合わせた接客が必要なため、利用客の顔を覚える必要があります。顔や場所を覚える作業が苦手な人は、裁量が大きいタクシードライバーよりも、決められた作業をこなす仕事の方が向いているかもしれません。

コミュニケーション能力が低い人

タクシードライバーに向いていない人として、コミュニケーション能力が低い人が挙げられます。効率的な走行が求められるタクシードライバーは、乗客やドライバー同士のコミュニケーションが欠かせません。乗客と上手くコミュニケーションが取れれば、好む道順や温度、スピードが把握しやすく、固定客へと昇華できる可能性があります。

また、ドライバー同士でコミュニケーションを取ることで、顧客を乗せやすい場所や、効率的な走行ルートを教えてもらえるケースも。人と話すことが苦手な人は、会話が求められるタクシードライバーの仕事は向いていない可能性があります。

固定給で働きたい人

安定的な固定給で働きたい人は、タクシードライバーに向いていないでしょう。
タクシードライバーの給与システムは、歩合制が中心です。そのため、売上を出せば出すだけ給料が上がるというメリットがある半面、売上を出せなければ給料が下がるという現実もあります。
安定して売上を上げる自信がないので固定給が良いと感じている方は、タクシードライバーではない業種を探したほうが良いかもしれません。

指示がないと動けない人

会社からの指示がないと動けないタイプの人は、あまりタクシードライバーに向いていいません。
タクシードライバーは、基本的に自分で考えて自分で計画を立て、主体的に業務を行っていく仕事です。個人事業主に似た仕事と考えて良いでしょう。
会社には所属しているものの実質的には経営者であるという自覚を持ち、自分から動ける資質のある人でなければ、なかなかタクシードライバーで高給を目指すことは難しいかもしれません。

まとめ

タクシードライバーは、人によって向き不向きがあるため、自身の長所・短所をもう一度整理しておくことが大切です。観察力があり、コミュニケーションを取ることが好きで、情報収集に余念がない人はタクシードライバーに向いているでしょう。

特に、日頃からイベント情報を集めている人や、飲食店やショッピング施設のトレンドを押さえている人は、乗客に案内しやすくなります。トレンドに敏感な人は、タクシードライバーとして活躍できる可能性があります。

当サイトでは、タクシードライバーになるための方法と知っておきたいトピックを解説しています。