タクシードライバーの履歴書の書き方
タクシードライバーに応募したいけれど、履歴書の書き方に迷う方は多いのではないでしょうか。特に未経験の場合、志望動機に何を書けばいいのか、職歴欄はどうまとめればいいのか、悩みどころが多い書類です。
とはいえ、タクシードライバーの履歴書は特別な書き方が求められるわけではありません。基本のフォーマットに沿って、いくつかのポイントを押さえるだけで、通過しやすい履歴書に仕上がります。
この記事では、タクシードライバーの履歴書の書き方を、未経験者向けの志望動機の例文つきで紹介します。職歴欄・資格欄の書き方や、提出時のマナーまで、まとめて確認していきましょう。
タクシードライバーの履歴書で押さえたい基本
タクシードライバーの応募では、他の業種と同じく、市販の履歴書やハローワーク・転職サイトの標準フォーマットを使えば問題ありません。特別なテンプレートを用意する必要はなく、基本の欄をきちんと埋めることが大切です。
写真は3ヶ月以内に撮影したものを貼りましょう。清潔感のある服装で、明るい表情を意識するだけでも印象はぐっと良くなります。私服よりも、ジャケットやシャツを着た写真がおすすめです。
手書き・PC作成、どちらでも構いません。手書きの場合は誤字脱字がないよう丁寧に、PC作成の場合はフォーマットが崩れていないかを確認してから提出しましょう。
志望動機の書き方(未経験者向け)
履歴書のなかで、特に気を使いたいのが志望動機の欄です。タクシードライバーの応募では未経験の方も多く、無理に華やかな内容にする必要はありません。ここではパターン別の書き方と例文を紹介します。
未経験の場合の書き方
未経験からタクシードライバーを目指すなら、「なぜタクシードライバーなのか」を素直に書くのがおすすめです。運転が好き、人と関わる仕事がしたい、自分のペースで働きたい、といった動機で十分伝わります。
華やかな理由や、過剰な業界研究のアピールは不要です。むしろ「未経験だからこそ、これから学びたい」という姿勢を書くほうが好印象につながります。
経験者の場合の書き方
接客業や運送業など、関連する経験がある方は、その経験がどうタクシードライバーの仕事に活きるかを書きましょう。前職で身についたスキルを、応募先の会社でどう活かしていきたいのかを具体的に添えると、より説得力が増します。
志望動機の例文
■ 未経験の場合の例文
「運転が好きで、以前から自分のペースで働ける仕事に興味がありました。タクシードライバーは、お客様との距離が近く、地域の役に立てる仕事だと感じています。研修や二種免許取得のサポートが充実している貴社であれば、未経験からでも安心してスタートできると考え、応募いたしました。」
■ 接客経験がある場合の例文
「これまでアパレル販売でお客様対応を経験してきました。年齢や好みに応じた対応を学ぶなかで、より一対一で丁寧に接する仕事に興味を持つようになりました。タクシードライバーとして、これまでの接客経験を活かしながら、地域のお客様に喜んでいただける仕事がしたいと考えています。」
■ 運送関連の経験がある場合の例文
「前職では宅配ドライバーとして、地域の道を覚え、時間を守って届ける仕事に取り組んできました。次のステップとして、荷物ではなくお客様を運ぶタクシードライバーに挑戦したいと考えています。運転経験と地理知識を活かして、早くお客様に信頼していただけるドライバーを目指します。」
志望動機で避けたい書き方
志望動機を書くうえで、避けたい書き方もあります。「安定していそうだから」「他に選択肢がなかったから」といったネガティブな内容は、採用担当者に本気度が伝わりにくい書き方です。
給料や労働条件だけを前面に出す書き方も控えたほうが無難です。もちろん収入は大事な要素ですが、志望動機の欄では「なぜこの会社なのか」「なぜタクシードライバーなのか」を軸にまとめるほうが印象は良くなります。
また、応募先ごとに使い回しの内容そのままではなく、会社名や特徴を一言入れて書き分けると好印象です。
職歴欄の書き方
職歴欄は、入社から退職までを時系列で正確に書くのが基本です。ここでは、多くの応募者がつまずきやすい2つのケースについて紹介します。
前職からのブランクがある場合
前職を退職してから応募までにブランクがある場合も、正直に書くのが基本です。空白の期間には、何をしていたのかを一言添えると、採用担当者に伝わりやすくなります。
「療養のため」「家族の介護のため」「自己研鑽のため」など、事実に沿って簡潔に書けば問題ありません。長すぎる説明は不要です。
転職回数が多い場合
転職回数が多い方は、すべての職歴を無理に詳しく書く必要はありません。同じ業種や関連職種はまとめて記載し、代わりにタクシードライバーに活かせる経験を志望動機や自己PR欄で補うと、履歴書全体のバランスが取りやすくなります。
なお、職歴自体を省略すると経歴詐称と見なされる可能性があるため、記載は正確に行いましょう。
資格・免許欄の書き方
タクシードライバーの応募では、免許の状況が特に重視されます。ここでは、免許欄の書き方を紹介します。
普通自動車免許の書き方
普通自動車免許は、取得年月と正式名称を記載します。「令和◯年◯月 普通自動車第一種運転免許 取得」といった形が一般的です。AT限定の場合は、「AT限定」と併記しましょう。
二種免許を持っている場合/これから取る場合
すでに二種免許を持っている場合は、取得年月とあわせて記載します。「令和◯年◯月 普通自動車第二種運転免許 取得」と書けば十分です。
まだ持っていない場合でも、多くのタクシー会社では入社後の取得サポートがあります。応募時点で持っている必要はありませんので、無理に書かなくて構いません。二種免許取得への意欲がある場合は、志望動機の欄で軽く触れておくとよいでしょう。
履歴書提出時のマナー
提出方法は求人によって異なります。郵送・持参・メール、それぞれの場合の基本マナーを押さえておきましょう。
郵送する場合
履歴書は折らずに、A4サイズが入るクリアファイルに入れて、白封筒で送るのが一般的です。封筒の宛名は略さず「◯◯株式会社 採用ご担当者様」と書きましょう。
封筒の表面には「履歴書在中」と赤字で記載します。送付状(添え状)を添えると、より丁寧な印象になります。
面接に持参する場合
面接に持参する場合も、折らずに持ち運べるようクリアファイルに入れておくと安心です。当日は封筒に入れたまま持っていき、面接時に取り出して手渡します。
渡すタイミングは、面接開始時に「よろしくお願いいたします」と一言添えて渡すのが自然です。
メール送信の場合
メールで送る場合は、PDF形式に変換して添付するのが基本です。Word形式のまま送ると、相手の環境でフォーマットが崩れる可能性があるためです。
ファイル名は「履歴書_氏名.pdf」のように分かりやすくしておくと、採用担当者にも親切です。メール本文には、氏名・応募職種・要件を簡潔に書きましょう。
履歴書提出前のセルフチェック
提出前に、以下の項目をひととおり確認しておくと、書類選考でつまずくリスクを減らせます。
・氏名・住所・連絡先に誤りはないか
・写真は3ヶ月以内に撮影したものか
・志望動機は応募先ごとに書き分けているか
・職歴の年月にズレがないか
・二種免許の記載は正確か
・誤字脱字はないか
・提出方法(郵送・持参・メール)は指定通りか
特に見落としがちなのが、複数社に応募している場合の書き分けです。応募先の会社名を書き間違えたまま提出してしまうと、それだけで選考から外されることもあります。提出前に、封筒・書類・志望動機の3点を最終確認する習慣をつけましょう。
まとめ
タクシードライバーの履歴書は、基本を押さえれば未経験でも十分に書けます。志望動機は素直に、職歴・資格欄は正確に、写真と提出マナーで印象を整えることを意識しましょう。
書き方に迷ったときは、まず応募先の求人票や会社ホームページを見て、その会社が求める人物像を確認してみるのもおすすめです。
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